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あまりにズサンな楽オク

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先日ご縁があって商品を落札しました。
仰せのとおりに手続きし直ぐに振込までした次第、未だ入金手続きが進まず、問い合わせても[あんたがちゃんとこの口座にこの名前で振りこんだんけ?]とあたかもこちらの不手際を主張するドロナワ式の対応。
そもそもこのシステム、落札者の手続きに大きな負担を強い、その上柔軟さの欠片もない杜撰な楽オクの対応、調べてみると出るわ出るわ苦情・クレーム、確かに相当問題視されてもおかしくない拙速の数々。

今現在、返金処理を要求し、怒り心頭で返事待ち。

悪質な業者は消費者相談センターに即電話、といきたいものです。

烈火の月

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ハズレのない野沢尚のえらくハードボイルドな刑事小説、まずまずの内容でした。
麻薬中毒の胴元を追う展開で、同僚の頭蓋骨をバットで割り、同行した女性厚生省麻薬取締官をヘロイン中毒にし、さらに凌辱と、際立った悪を演出し被せるように収賄された警察内部腐敗を押隠そうとする警察官僚との対立など分かりやすい対立軸を描いて、最後は正義の勝ちと、一流半のアクション映画のようでした。


MADさんのシニカルな画像とコメント、見習いたいものです。

この夏、大流行の「原発デザイン」サマー・カーディガン。
テレビ朝日「モーニング・バード」金曜日レギュラー・コメンテーターの吉永みち子さんが7月15日の生放送に着用、大評判に!
白地に黒の放射能警告マークと爆発で崩壊した原発をパターン化したデザインが目を引いた。東電広報部は「逆なでされた。二度と着用してほしくありません」とのことだが「よくぞ大胆なデザインをテレビで披露してくれた」と視聴者から評価と激励の声が寄せられているという。菅首相は夫人の伸子さんに着せたい、とすでに注文しているとか。

屈辱の6000円

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国家権力に抗う行為として交通違反罰金の支払いを遅らせる事1年、忸怩たる思いで屈辱の納入となりました。

1年も経つと呼出通知書が来て、[ここに来い、出頭しないと逮捕だ!]みたいなことが書いてあり、これも破棄すること2度、流石に3度目は如何なものかとネットで[違反金 払わない]とググると出てくる出てくる、本当に逮捕→連行→手錠→腰縄・・・・

翌朝、検察庁警察官出張所のドアを開けると、粒ぞろいの違反者がウンザリするほど屯する異様な光景、眼球に飛び込む不快感、異次元の逆爽快感。

小市民はそこはやめて別途通告センターで事務的な処理をされて素直に6000円支払いました。

ララピポ

様々な低俗な方々を一緒くたに紡いで面白可笑しく短編に纏めた下衆な小説。
奥田 英朗らしい毒づいた陰湿な笑いは影を潜め、真正面から笑いを要求してくる。
前作に比べるとそこがいまひとつ。
ただ[人間の生きる意義なんて64億分の1]などと裏読みすると所々もの悲しい人生観など見え隠れする部分もある。

[a lot of people]なるほど、表題には頷きました。

再度アジアンタムブルー

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数年前に一度読み終えたものを、何を思ったかもう一度。

再度号泣。

兎に角この作家の[~のような]とか[まるで~]といった比喩を煩いほど散りばめた小説。
しかしそれ以上に感動を媚びることなく自然に心根が揺らされ強く感銘を受ける小説。
シーンとしてニースでの終盤は文字を追う事すら出来ないくらい涙溢れた小説。


鬱々とした生き様をアジアンタムに準え、その恋人の癌発覚から死までを色濃く尚且つニュートラルに描きそれが却って強い感動を生み、筆者のしつこい比喩や永遠や無限、死など考えさせられるお題が全体を通し意味するところのアジアンタムの生命力に集約された展開も素晴らしいものでした。


人の優しさとは何ぞや?を問う作品、ご推奨です。

破線のマリス

破線とは走査線により映し出された放送映像であり、マリスとは悪意、なるほど非凡さを物語るなかなかのタイトルで、まずまずの江戸川乱歩賞受賞作でした。

テレビ映像に潜む影を炙り出し捏造された報道被害に関わる人間関係を展開の軸に、加害者と被害者の位置関係が交錯し、大事な部分は不透明なまま終わった推理小説。

流された映像に誘導されるが如くメディア制作者の意図のままに色付けされた情報が行交う中で、歪められた事実を鵜呑みにする事の危うさを示唆し、情報提供媒体の脚色映像に浮遊し続ける由々しき事態に警鐘を鳴らす一作。

嵌められた女性映像編集者が偽郵政官僚から受け取ったビデオ映像に潜在する意図された含意を汲み取って事実無根な映像を創りあげ、そのスケープゴートにされた加害者らしきの郵政官僚が貶められる、それゆえ両者の倫理道徳を踏みにじる狂言的な行動が際立ち、真相は最後まで閉ざされたまま全編に亘り、であろう、じゃないか、というまさしく作者の意図する妄想に掻き立てられ覆された結末に納得と釈然とないものが残りました。

不満の残る[ 疾走 ]

心の闇を段組み延々500ページに亘って綴った漆黒の重い暗い小説。
作家が伏せてあれば新堂冬樹にも似た黒い描写を不思議と朴訥なイメージを持っていた重松清が描いており、作家の多面的な才能に感服しつつ読み終えました。
終始、第3者の目線であらゆる不幸を背負ったような家族像を軸に、主人公をおまえと称し、そのおまえの放火した兄、そのおまえの浮浪者となった父、そのおまえの血の通わない家族、そのおまえの開発途上で破棄された故郷、そして常に死を纏い虐げられ人殺しとなったおまえが死ぬ物語でしたね。
絶望とは悲惨な体験が生むのではなく、未来に何も託せない事。なるほど、唯一ここが残った作品。しかしイマヒトツ感は拭えず、聖書の一節が所々書き綴られていることも理解し難い。

ブラウザ三国志に耽る日々で、久々がこれでは若干不満。

あふぉんのシマンテック

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ファイルを開くとフリーズ・・
まぁexcelの不具合かなっとセットアップし直してもフリーズ・・
windowsかなぁとリカバリーしてフリーズ・・あれ?・・・・。

サービスパックや!。と素晴らしい閃きに流石やのぉと独りごちて早速入手、即OFFICE SP3をあてて再起動、フリーズ・・・。
おかしい明らかにおかしい。ない頭を振り絞って、ここでwindows sp3が脳裏によぎる。あてこむ、フリーズ・・・。
IE8も即あてこむ・・フリーズ。

汗だらだらにググりまくってもろくな回答がない有様。
もしかしてもしかしてセキュリティソフト??
ノートン削除で無事回避。

シマンテック、どう報復するか思案中。

腰を落ち着けて読書

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[大河の一滴]
同名の五木寛之作品と堂々と渡り合う"大森 黎"の埋もれた秀作だなと。障害者を支える障害者とその義母の、重く赤裸々な心情を描いた小説。健常者と障害者の間の本来あってはならない同情や哀れみに似た賎しい偽善感、ただその感情は現実として存在し、時として憂き目を被り不遇に処している障害者の方の砂を噛むような真実。
[世の中にショウガイシャがもっと増えれば、逆にケンジョウシャがショウガイシャといわれるようになる。だからこの子には本当に生まれてほしかった。]障害を持つ妻の流産に際した障害者の夫の言葉、心の奥底を掻き毟られるような思いで読み進めました。


[諸葛孔明]
陳 舜臣によって描かれた天才軍師の生き様を上下巻で綴った歴史書。
あくまで諸葛孔明を軸に、横山光輝や吉川栄治の三国志観ともまた異なるそれぞれの心情、言説、時代背景を史実に忠実(?)に仕上げた薄味の歴史書。
戦乱の世を真正面から実直に見据え、志半ばで五丈原に散った諸葛亮の悲劇性を中心に、赤壁、長坂、成都制圧などの心躍る戦いの事は小ざっぱりと、龐統・関羽・張飛・劉備の死もそれなりに描かれてました。

写真は極太のもじゃもじゃで。

AC

 「俺が」っていうと
 「俺が」っていう。

 「俺も」っていうと
 「俺も」っていう。


 そうして、あとで
 さみしくなって、

 「じゃ、俺が」っていうと
 「どうぞ、どうぞ」っていう。


 こだまでしょうか、
 いいえ、上島です。


娘に教えてもらったネタ。

爆笑でした。

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