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テシマリュウイチ

社団法人富山青年会議所の、【『世界の中のニッポン』~責任ある決断が日本の未来を切り拓く~】と銘打った講演会に参加。

どう見ても未来を切り開けそうにない粒揃いの面々が屯する全日空ホテルのロビーで受付を済まし、待つ事10分、見たくも無いビデオ上映、無意味な国歌斉唱、始末の悪いJCソング斉唱と怒涛の如くぼんくらイベントを繰り出し、ゴロツキどものJCIクリード、無教養のJCミッション、一般人も蒼ざめる大車輪の戯けぶりを発揮した前口上がやっと終えた後に手嶋龍一先生登場で。

時事問題の北朝鮮ネタからイランまで、余談に鳩山由紀夫の阿呆ぶりで盛り上げた質のよい講演を90分、ヘタレ主催者とは対極をなす素晴らしい講演でした。

ミサイル発射から1時間以上も遅れた正式発表、その国家間に存在するサードパーティルールの原則から切り出した巧みな話術は、中国、さらにはイランとの核開発の連携により十分な支援を受けている真実を解き明かし、北朝鮮にとって国連経済制裁が微塵の影響もないという、貧困に喘ぐ状況を想像していた事とまさか異なる事実にまで及びました。
そこから話は9.11、ブッシュが機軸としたイラクの大量破壊兵器の存在(核兵器・生物兵器・科学兵器)の有無、その偽情報で130億ドルを負担支援して評価すら得られなかった日本、中国が対アメリカとの緩衝材に北を存在させるが如く、アメリカは対中国への外洋遮蔽の意味で日本を利用、その大国のエゴの元で早期警戒衛星すら持たない日本の情報戦略は今後もアメリカの国益に優先された情報しか受け取ることが出来ない事を憂い、本筋の~責任ある決断が日本の未来を切り拓く~のリーダー論においては金正日ですらその決断力を褒め称え、逆に鳩山由紀夫の奇々たる行動を論い、[本当にリーダーシップのある方であれば国外からでもいいのでは]という突飛な事で締めておられました。

・・・なんとなくわかったようなわからんような・・・